手数料に関する問題
一般的にイーサリアムブロックチェーンを利用したdAppsを利用する際にガス代と呼ばれる手数料が必要。NFTを売買することができるNFTマーケットプレイスの多くはイーサリアムチェーンを利用しており、ここで発生するガス代の高騰が問題になっています。
世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenseaにNFTを出品する際、平均で5,000円〜1万円のガス代を支払う必要があると言われています。イーサリアムでは、作品を購入する際や自身の作品を第三者に譲渡する際など、様々なシチュエーションでガス代が必要です。
NFTのマーケットプレイスはイーサリアムチェーンを使うものが主流ですが、こうした問題を解説するためにポリゴンやソラナなど使用し始めているマーケットプレイスも出てきています。ポリゴンを例に見ると、イーサリアムをポリゴンネットワークへ転送する時しかガス代がかからず、NFTの売買はガスフリーのため圧倒的なコストダウンに繋げられます。
オフチェーンという仕組みを採用することでトランザクション手数料が発生しない形を実装しているプラットフォームもあり、今後の動向に注目が集まります。
オフチェーン
ブロックチェーン上には記録されない取引。イーサリアムブロックチェーンとは別で取引の処理が行われ、取引に必要なガスユニットを減らすことがガス代の節約に繋がる。